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砂漠緑化事業

中国での砂漠緑化

工事概要

本工事は、日本の中国に対する無償資金協力(ODA)のひとつである中国黄土高原地方における植林事業であり、施工場所は中国山西省の南西部に位置しています。(詳しくは下図参照)
プロジェクト対象地は、都市部から遠く離れており、山西省で一番大きな都市、太原市から車で約5時間という山奥に位置していました。

本工事の目的は、中国全土の中でも水土保全が特に重要な課題となっている黄土高原地方において、当該プロジェクトを実施することにより森林被覆率を向上させるとともに、中国側への植林技術の普及を図ることにあります。

契約相手国 中国
工事内容 砂漠植林工事
工事期間 2004年3月~2004年12月
植栽数量 発注者 中華人民共和国国家林業局
植栽工事 1,108ha
植栽本数 1,294,335本
施設整備 林道 51.7km
谷止工 14基
指定仮設 既設道路改良 27.2km
路面整正 91.6km
潅水施設 貯水層 15箇所
貯水池 11箇所
防護柵 6km
歩道 35.6Km
建物の建築 護林員詰所 4箇所
監視塔 8箇所
資材の調達 植林用の苗木 459,241本

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プロジェクト対象地のその後(2016年4月現在)

2004年の植林から約12年、小さな苗木は大きな木に成長しました。中国側の管理も行き届いており、中国国内でも最も優れた植林プロジェクトのひとつとして評価されております。
油松、側柏は5m前後、ニセアカシアは10m以上に成長した木も多く見られました。

整地作業

植栽の準備として、雨水を浸透させる階段を設ける作業を行います。斜面に溝を掘っ てその土で畦を作り、締固めます。
斜面上部の土で溝を埋め戻します。溝の土が雨水を含んだ後、この溝に植栽します。 傾斜が急な箇所や地形が複雑な箇所で長い溝を設ける事ができない場合は、小型の溝(臥牛穴)を設けます。

植栽工事

植栽用の苗木を準備します。苗木高や根の状況、病気等検査し、合格した苗を一日約1万~2万株現場に運搬します。
苗木は作業員により、1本、1本整地した場所(水平溝、臥牛溝)に植付ていきます。
植栽完了後、コンサルタント、中国側による完了検査を実施し、苗木の植付け状況を確認しました。

施設整備

新しく林道を設置します。重機はブルドーザーのみで、その他の付属工事は全て 人力で行います。切土高さは10mを超える場所もあり、掘削、押し土はブルドーザーのみで施工して いきます。
また、谷止めを14基設置しました。人力で掘削床付けし、ふとん籠を組立て、周辺にある石で中詰めし、運搬、積上げます。
作業員は毎日、崖のような斜面を歩いて降りていき、作業します。

指定仮設


  • 既設道路改良(27.2km)、路面整正(91.6km)

  • 貯水槽(深さ10m、幅3m)×15箇所

  • 貯水池(深さ2m、幅10m×11箇所)

  • 防護柵(高さ1.5m、長さ1.5km/県):延長6.0km

建築施工

【護林員詰所】
床付け、掘削後、約30cm改良土で埋め戻し、締固めます。
壁や柱は全てレンガを積み上げて、構築します。 電気や水道も引かれ、護林員の詰め所として利用されます。

【監視塔】
コンクリート工事は現場にてミキサー及び人力により混練りし打設します。
基礎から3階まで全てレンガを積上げ、構築していきます。
プロジェクト対象地を管理する監視塔として利用されます。

現場周辺環境

雨により山肌が浸食されている場所がいたる所で見られます。 森林伐採による被害です。


  • ふもとの村では、トウモロコシや小麦を栽培。

  • 山の壁に穴を掘りレンガを積んだ家。

  • 牛やヤギは村人の大切な家畜。